一番のポイント

離婚する前に、親権者、戸籍、財産分与、一方に有責性があれば

慰謝料などをどうするのかよく考えておくこと。

どうすればトラブルなく、自分に有利に離婚できるのかを最優先で考えること。

詳しくは、これから述べていきます。

「離婚する」という事は、婚姻関係が解消され、相手の両親、兄弟との親戚関係にも終止符が打つことを

意味します。夫婦が他人となり、それぞれが「独身」に戻るわけです。

婚姻関係を解消するあたっては、戸籍、財産、慰謝料、子どもがいれば子どもの親権、養育費の等の問題が生じます。

「いざ離婚」となると、離婚を成立させることに執着するあまり、こうしたことを置き去りにしてしまうことがありますが、これらのことは離婚後の人生に関わってくる大切なことです。

よく考えてから、手続きをしましょう。

詳しく判り易く、ご説明させていただきます。

離婚後の生活は、描けていますか？

離婚後の就職や住む居宅などは、決まっていますか？

子供さんがおられて、一緒に暮らす際の生活は、描けていますか？

子供さんへの養育費、大丈夫ですか？

財産分与の際の金額や慰謝料の金額を想像してみて、当面の生活は大丈夫ですか？

冷静に考えてみて、目途が立ちそうなら口約束でなく書面で決めましょう。

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

子供さんと一緒に暮らす女性の方などの際、役所の様々な支援・助成のアドバイス致します。 

専業主婦が離婚した場合、離婚後に直面するのが、経済的な問題です。

婚姻中は、夫の扶養となり夫の収入で生活できていたのが、

離婚を期に自分で稼いで生活を支えなければなりません。

運よく仕事が見つかり、何とか収入を得ることができても、

国民年金、医療保険、税金などすべて自分が負担しなければいけません。

子どもの親権者となり引き取った場合、自分一人だけでなく、自分と子どもが

暮らすための収入が必要になります。

元配偶者から養育費が支払われている場合でも、平均２万から４万円程度と

十分な額でなく、子どもは成長とともに教育費や雑費がかかるため

養育費よりかかる金額が高くなります。

離婚には、綿密な生活設計が必要です。

離婚に伴う専業主婦（女性）の大変さを述べましたが、大変なのは

女性だけでありません。男性も、毎月、養育費を支払うなら、

毎月の収入から生活費とは別にきちんと払わなければいけません。

近くに援助してくれる身内がいないなら、仕事と家事、子育てを一人でこなすことになります。

お勤めの会社の理解があるか、自営業ならば時間のやりくりは可能か

よく考える必要があります。